エレクトーンあがり

デモンストレーターになりたての頃、クラシックのオルガンを習い始めた頃、そして、ライブハウスで出会う人々。
「現場」にてよく言われる『エレクトーンあがり』。
大抵の場合は、ネガティブな物言いと共に「だから、エレクトーンあがりは」となります。
これは年齢にもよるのか、若い面々からはあまり聞こえない感じで、楽器がブームの頃に音楽に敏感に反応していた世代から言われることが多いです。
- デモンストレーターになりたての頃
- 音楽データを作成している中で、Fill に入った瞬間に手が3本、4本と増えてしまった打ち込みデータを聴いた友人ミュージシャン
- クラシックオルガンを習い始めた頃
- 手鍵盤・足鍵盤と、打鍵・離鍵のタイミングに配慮のない演奏に、苛立った師匠の一言
- ハモンドオルガンを習い始めた頃
- 「そんなにいっぱい弾かなくていいんだよ」と音数の多い、私の演奏を聴いた師匠の一言
いずれも、楽器の特性に起因する『残念な部分』でもあります。
ドラムは同時発音数上限まで同着でパターンを組むことも出来、音色をいじることで、アタックやリリースのジャッジを甘くすることもできる。
楽器の「当初の」コンセプト『一台でオーケストラ』からくるカバーすべき『響き』の広さ。
色々「非人間的」な要素が多いようでw。
ただ、クラシックオルガンを習っていたときの師匠の言葉だけは、今も心に留めて、楽器に向かっていますよ。