プログラミングとの出会い

今から約35年前、中学の頃「パーソナルコンピュータ」は、小遣いを貯めた程度では購入できるようなものではありませんでした。
『自分の手の届く範囲で・・・』と、貯金を崩し、自分専用のポケットコンピューターを手にしたことで、BASIC 言語からプログラミングの世界に足を踏み入れました。
当時のコンピューターには、個人レベルでの「アプリケーション」というものは、ほぼありませんでした。
何かをさせたいなら大抵プログラミング。ビジネスマンが持っていると有利なスキルとして、もてはやされていた時代です。
「構築する」なんていう仰々しいものは到底無理、言語リファレンスを読みながら、二元一次連立方程式を解かせるプログラムを作る程度。

それ以外は、マイコンBASIC マガジンに掲載されたソースコードをひたすら打ち込む日々。
閃いたら、プログラムを書く程度。4色のペンを持ったプリンターからの紙出力を用いて、ゲームなども作ってみたりしました。
しかし、なかなか「完成」にたどり着けない『プログラム』。
高価な買い物をしたというのに、そのうち飽きてしまいました。
BASIC 言語については、この辺りを見ていただくとして、今の私の生業の半分を占めるプログラミング・エンジニアリングの土台はこの頃に出来、そこからしばらくは音楽に没頭し、プログラミングの感覚は眠っていたような感じです。